生きたいと思わねばならない。死ぬことを忘れてはならない(ナポレオン

 

 

「久野は刹那的だな」 大学時代に何度かそう言われたことがあり、その時は「?」と思っていたのですが、今思うと意外と正しかったのかもしれない。

 

 

いつからか分からないけれど、「今、目の前にあるもの、当たり前にあるものは、ある時突然、一瞬にして失くなるんだ」ということを強く意識するようになりました。それがどこから来るのかわかりませんが… ムガベだってカダフィだって、永遠に続くようにも思われたのが、いきなり倒れた。

 

 

身近な人の死というのは、何万人のそれに値するのかもしれない。現に2011年と聞けば、久野家では2万人の犠牲者よりも、長兄のことを思い出す。アフリカにいると割と亡くなった人をよく見るけれど、どんな時もそれを「遺体」として見るよう、心がけています。その向こうにいる人々のためにも。

 

 

失くなってから悲しむんじゃなくて、ある時にそのありがたみとか、喜びを分かち合っていきたいですね。本当に多くの友人がいたY君、その末席にもし僕がいられたとしたら、こんなに嬉しいことはない。今日、旅立ってしまった彼の存在を胸に、今を生きていかなければ、と思っています。

 

 

 

そしてこれを読んでいてくれている皆さんの健全を、心から願っています。 元気でいなくちゃね⭐

 

 

 

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最近嬉しかったこと

エチオピアの街食堂で一人で食事をしていた時のこと。少し離れたテーブルにいる女の子(4歳くらい、お父さん付き)が僕をじっと見ている。外国人が珍しいんだろう、田舎だもんねと、軽く手を振ると、次の瞬間、開口一番、極めて明瞭な発音で、とても大きな声でくれたのが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          「I Love You!!」

 

 

 

 

 

 

僕は勿論、ウェイトレスさんも、他のお客さんも、お父さんも、もー大爆笑。あっはは。どこで覚えたの?そんな言葉...

 

 

「ありがとう。僕はコレコレこういう者です。とても嬉しく思います」と握手して返事しました。

 

「でもそういう大切な言葉は軽々しく言ってはダメですよ」とは、さすがに僕のアムハラ語では言えませんでした。

 

 

それにしても、愛なき世界に永く居ても、突然凄い直球を投げられると思わぬグラっと来るものだなぁ。人生最後かも。

 

 

 

20年後、素敵なお嫁さんになって下さいね。お嬢さん。

 

 

 

 

               

 

 

 

 

 

 

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back to Nairobi now

ヤサグレ人生が炸裂して色々出歩いておりましたが、やっとナイロビに戻りました。

 

幸いにも、心配した近所の友人が家賃を払っていてくれていたので、部屋は残っていました。(心の朋よ。でも毎月ちゃんと払おうよ、1万円なんだから) 秘蔵のエビが液状化していたけれど、それは想定内。

 

「もっと日常生活を大切にしなきゃ」と思うこともあるのですが、旅をしていること自体が日常となっているので、時々何が日常かもわからなくなる。夢も叶った瞬間、日常となる。だからなのか、自分の衣食住にはあまり(ほとんど)お金をかけず、もっと価値を感じることに使うよう、心がけています。それはずっと以前から同じ。

 

 

とにかく。いい写真を撮って発表していない限り遊んでいるだけなので、意識高い系・口だけ野郎脱出に向けて、精進して参ります。

 

よろしくお願いします。

 

 

I just back to Nairobi, Kenya. reachable at   info@takeshikuno.com    all the best!!

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明日、アフリカに戻ります。

 


初めての海外の旅から20年がたった。僕は一体何度、日本を離れているのだろう。戻るのか、新しい旅立ちなのか、それすらも分からない。

 

僕はまだ同じザックを使っている。この20年、世界中を周ってきたザックを。でも今の自分には感傷など微塵もなく、頭の中はやるべきことの羅列で一杯だ。心と身体は来たるべき困難に向けて全開だ。


それにしても一週間ギニアに行っているはずが、気がつくと2ヶ月近くナイロビを離れてしまい、ケニア人クライアントはややキレ気味、家賃3ヶ月滞納で大家の怒りは心頭、今頃私の荷物は空高く舞っていることでしょう。でも帰ってみたら全く知らない人が住んでたって、想像してみるとなかなか愉快だよね。アフリカ貧民街ではあるあるの話。トドメに3年ぶりの借金生活に返り咲き。

 

 

まぁそうガタガタ言いなさんなって、クノ君よ。こんなのまだまだなんだから。逆境は、超えられる可能性があるから、来てくれる。生涯アフリカで写真を撮る、撮り続けるという人生の最優先事項は、譲れないですね。

 

 


少し長すぎたけど、今回は帰国して本当に良かった。木の葉一枚くらいだけど、人として大切なことを手触りで確かめれた気がする。ツラいこともあるけどそれは生きている証な訳で、やっぱり俺は生きていたいなぁと思います。

 

 

諸刃の剣で実に結構。男の仕事のほとんどは決断なわけで、いつも・いつまでも、鋭角的な、切れ味のいい男でいたいなぁと勝手に描いています。

 

 


Leaving Japan for Ethiopia           2nd - 15th Ethiopia      after 15th  Kenya

 

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言葉は人を動かすなぁ

闘病生活中の友人に会って来ました。もう会話はできなかったけれど、「クノだよ」と言うと、手を動かして反応してくれた。全てが報われた気がしました。

 

今回連絡をくれたのは彼の双子の弟なんだけど、僕をここまで呼び寄せた数日前の会話が面白い。

 

 

弟「また温泉行こうね」

兄「... 温泉には...行かないよ...」

弟「どうして?」

兄「ビートたけしが来るから...」

弟(は?コイツなに言ってんだ?ついにダメになったか??)

 

 

「ビートたけしが来るから...」 この言葉が3回続いたあと、気がつくと「くのたけしが来るから」に変わったそうです。「久野が来るから、だから(大好きな)温泉には行かない」って。

 

 

呼ばれたら、来なきゃだめだよね。間に合ってよかったよ。できるのにやらない男にはなりたくないんだよね。

 

 

昨日会えて、今日も会えて...いつかまた、違った形で人は出会える。

 

 

       current location: JAPAN

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急遽、帰国します

まだ出張先のエチオピアにおりますが、急遽、ここから帰国することにしました。

 

脳腫瘍で闘病生活をしている大学時代の友人が、失いかけている意識の中で僕の名前を呼んでいるからです。生命が終りを迎えようとしている時に、自分の存在を確かめようとしてくれている。考えてみれば、こんなに嬉しいことはありません。ここで動けなきゃダメでしょう。

 

ケニアには11月中旬に戻ります。日本の皆様、状況的に余りお会いできないかもしれません。横浜か愛知県におります。

 

宜しくお願い申し上げます。

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ケニアでCR7を狙う、ということ

少し前のことですが、髪を切りました。髪を切るのは好きなんです。フリーランスは気分転換の達人(すなわち自分の感情や思考を完全にコントロール)でなければならないわけで、その手段のひとつなのです。

 

この15年程ずっと、自分で切っていたのですが、床屋をしている友人が「たまには来い」と言ってくれてるし、自分で切るとどうしても限界がある。「たまには行くか」と行くことにしました。

 

 

在ナイロビの日本の方々は、こういった外国人用サロンに行くのが常ですが、

 

         

 

 

 

 

 



 

     私の友人はもちろんローカル店。

 

                          

 

 

 

 


さて、どんな髪型にしようかなと行く前に色々ググっていると、見つけてしまいました、この人。

   

 

 

 

 

 

 

 

 

                                       

 

 

おぉカッコええ!コレだ!と即決、いざ床屋(我が友、その名もルーニー)に写真を見せると、彼は0,5秒のチラ見の後、自信満々に「OK,OK!任せておけ」と言う。

 

次の瞬間、ガッと力強くバリカンを握ると、すごい勢いで刈り上げる。その鋭さ..正にCR7のフリーキック並みである。うおっ、バサッ。今までに見たこともない量の髪が一気に落ちる。…おいおいルーニー…しかしここはもう任せるしかない。

 

 

ご存知のようにアフリカ人はみんな強くカールした髪をしているので、ほとんどの男性はもう丸坊主である。要はバリカンorカミソリで一発。

 

 

 

                                        

 

 

 

しかしアジア人の髪を切るのは生まれて初めてであろうルーニーに、驚くほど迷いはなく、自信に満ち溢れている。さながらその道30年の羊毛刈り師である。この手つき…やはり名前からしてこの髪型に詳しいのだろうか...?一縷の望みを託す。なおも攻め込むルーニー。

 

 

そのうち、地元の友達がワイワイやって来て「タケシが髪を切ってるぞ」と笑いながら観戦しだす。動画撮影まで始める輩もいる(何処かのFBに載っていることでしょう) 挙句は「そうじゃない、俺にやらせろ!」「ここにZのラインを入れろっ」などど言い出す。お前ら、暇だからって、あっち行け!(笑

 


15分後にゲームセット。そのまま用事があって、会った日本人に「〇〇みたいだな」と言われたのは、ズバリこの人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                 

 

                            ......!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                      

                 ...おかしい...私の狙いはこれ。

              

 

 

 

 

 

                                       

                  現実はこれ。

                

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すげえ違いじゃねえか。でも同じことを計3人から言われたから、かなり当たっているよう。

 

 

まぁどっちも世界の注目を受ける人物だから、よろしいのではないでしょうか。そんな小さなこと気にしてたら、人生楽しめないよ。最高のファッションは生き方だと思ってるし。

 

 

 


余談だけど、最近すごい白毛が増えたので、そのうちシルバーアッシュにしようと目論んでいる。その昔、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で観たドクがカッコよかったんだよね。

 

 

 

 

 

                                

 

 

 

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おかげさまで+病は気から

そういえばマラリアは治りました。マラリアはレベルや種類があるのですが、幸い今回のは軽く済んだようです。

 

ただマラリア原虫は肝臓に休眠する形でずっと潜んでいるそうで、何かの拍子にまた、いきなり再発するかもしれないという、何とも時限爆弾みたいなものです。(前回は日本に帰国して1年後に再発し、大変ひどい目に遭いました。あの時助けてくれたN君、ありがとう)でも制限時間があるからこそ、物事に向かって集中できるわけで、いいようにとりたいですね。

 

本当にロングフライト中に悪化したら危なかったけれど、僕の人生に「たられば」はない。あるのは現実だけで、そういった悪い想像や思考は、自分でいくらでもコントロールできる。(そう言えば『東京たられば娘』は面白かったですか?)日本人が戦争に向かない最大の理由は、最悪の事態を考えたがらないからだそうですが、逆に僕はいつも最悪の事態も想定しています。

 


治ったと自己判断した瞬間に全ての薬を投げ捨てた。自慢ではありませんが、僕は病院・医者・薬・注射がダイッッッ嫌いなのです。(*後述) 次に会うのは10年後でいてほしい。より身体を強くする理由が持てたことに、今回感謝している。

 

 


こういう文章を真面目に正直に書いていると、我ながらホントにバッカだなぁと思うのですが、最近気付いたことに、僕はどこかで自分がバカだと思われていたいという節があるのです。風車を巨人と思い込んで突っ込んでいくのがカッコいいっていうか。


他者を不愉快にしたり、迷惑をかけるのは良くないけれど、義理と良識と誠実さを武器に、世の中の道理とか常識なんか、分からないままでいたい。野犬でいたい。ガラクタでいたい。 オレの人生、最高っていつも叫んでいたい。心からそう思います。

 

 

 

 

 

*追記:以前リベリアでひどい腸チフスになって病院に行った時、マンガみたにでっかい注射をお尻に刺されることになり、逃げ回っていたら、看護婦さん(もちろんアフリカ人)に「Be a Man! 男でしょっ!」ってビンタされたことがあるんです。

 

 

       

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動画とカメラマン

この10年以内のことなのですが、写真を専門とするカメラマンも動画撮影を要求されるようになってきました。その背景は

 

・テクノロジーの向上(写真で使用する一眼レフカメラでも十分いい動画が撮れるようになった)


・ネット速度の向上とよりアピールのため、メディアのウェブでも動画が公開されるようになった
 

・単に人件費削減

 

があると思います。

 

 

「最近会社から動画もやるように言われて…あんなのやってらんねぇよ」なんて愚痴を何人もの同僚から聞いては「タイヘンですね〜(私にはそんな依頼もありませんから。ワッハッハ♪)」と高みの見物していたのですが、天に唾みたいなもので、いよいよその役割が回ってきました。

 

写真と動画の撮影は一見、似ているものですが、実は全く非なるもので、頭の使い方は全く別物です。写真は構図を決めて瞬間を切り取りますが、動画は一連の動きや音も計算しないといけません。写真にしたら全く意味のないものも、動画の場合、イメージカットで必要とされる。要は同じ現場で二つやると、ゴッチャゴチャになる。

 

トドメに動画はとてもデータが重いので、送るのに大変苦労する。先日の仕事はそのアップロードに大変苦労し、様々なことを学ばせてもらった。

 

 

動画もできると依頼(と収入)は確実に増えるのですが、ここで最も大切なのは「僕は何の為にアフリカにいるのか」ということです。フリーランスは誰も言ってくれないし、誰も正してくれない。だから常に自分自身で補正しないと、本当にすぐ、流されてしまう。

 

 

僕のやりたいことについて誰よりも詳しいのは、僕自身だ。いつも忘れずに、チャンスを作ろうとしているのですが、なかなかうまくいかない。何故うまくいかないのか、何がもっと必要なのかも分かっている。そしてもし、そのやりたいことが達成できたとしても、社会的には全く評価は望めない。(少なくとも日本では) 更に言えば、そんなことすらもうどうても良くなってくる。単なる自己満足と言われるかもしてませんが、少なくとも自分にとってより良き人生の基準とは「どれだけ本気で挑戦できたか」「どれだけ出し切れたか」だと思う。(そのせいか、年齢と共に生活レベルが下がってる気がする。それはそれで問題の気がするが、気のせいでしょう

 

 

「自分を見失うな」


中学の卒業文集でそう書いた級友がいた。今もその言葉を覚えている。いつも自分を見失なわずに、今やるべきことを淡々と行っていきたいものです。

 

(最後に言いますと、動画は動画で面白いけれど、100パーセント本気では出来ないなぁというのが本音です。僕は死ぬまでカメラマンでいたい)

 

 

 

 

current location: Addiss Ababa      back to Nairobi around 7th Oct

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たとえ間違った決断だったとしても、迷っているよりまし。

17年ぶりにマラリアに罹ってしまいました。アフリカでは悪名高きこの病気、世界で年間40万人以上の方が亡くなっているという、危険な病気には違いないのですが、長い間罹っていないと「オレはダイジョウブ」という得意の根拠なき自信で来ていたのに、やっぱり罹る時は罹ります。

 

 

マラリアの熱は波線グラフのように数日置きにやってくる。下がると「もう治った」と思って調子に乗っていると、カウンターパンチのようにガツンともっとひどいのがやってくる。こういう時に一人暮らしはやはり辛いもので、水や果物を倒れそうになりながら買いに行き、ウンウンうなされて寝込んでいると、電話。

 

「ギニア(西アフリカ)に行ってくれませんか」 即答の言葉はもちろん 「任せて下さい」

 

 

「こんな熱で行けるのか?」「旅中で再発したらどうしよう...」不安は僕の人生に必要のないものです。必要なのは想定と準備。人生、ムリしてなんぼっす。ピンボールのように、自分を弾きまくっていきたい。

 

 

今、トランジットのアジスアベバにいます。「コンジョ・ハガール=美しきかな、エチオピア」 人も食事も文化も風景も歴史も、政府以外全てが美しい。大好きな国にいれて幸せです。(幸い熱も今は下がってる)

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