ABEイニチアチブ

一昨日のことですが、JICAケニア事務所からABEイニチアチブというプログラムの撮影をさせて頂きました。内容の詳細はこちらになりますが、簡単に言うと「優秀なアフリカの若者を日本に2年間留学させ、将来の人材育成、日本との架け橋を目指す」ものです。

 

今年で4回目となるこのプログラム、何とその4回すべての壮行会をここナイロビで撮影させて頂いています。(ありがとうございます!)

 

毎回そうなのだけど、数日後にまったくの異国へと旅立つ彼らの表情に、不安のかけらもなく、希望と期待に満ち溢れている。

 

 

                

                                                                                       (戻ってきた研修生)   

 

 

 

 

 

     

 

 

 

そんな彼らに「日本にはウガリ(トウモロコシの粉で作るケニアの主食)はないよ。大丈夫??」と冷やかすと「えっ!!??」となる。(笑

 

中にはエリトリア(超独裁閉鎖国家)から島根県に行く女性もいて、すげえ人生だなと思います。本当に、この世の中で人が生きて行くことほど興味深いものはない。

 

 

どんな対象でも、何度やっても、撮影には必ず緊張とプレッシャーがあります。それは必要なことであり、大切なことであり、また楽しんでいます。ただこういった広報写真は「対象がハッピー」なだけに、撮っていて気持ちも救われる。写真を撮られる方も、見てくれる人も喜んでくれるからです。

 

 

これがニュースやドキュメンタリーだと全く逆だ。いい写真が撮れたというのは、被写体となった人々には最悪の事態ということになる。

 

         

                                 (ソマリア ©kyodo News)

 

 

「カメラマンはハイエナだ」「他者の不幸をメシの種にしている」という評価ははるか昔から言われていますが、多かれ少なかれ、この分野では当たっていることと思います。僕も撮影中に殴られたことがあります。

 

様々な感傷や感情は現場では邪魔になるだけなので、どんな時も黙々と撮影しています。しかし心と頭と体をフルに使うこの仕事は本当に面白い。

 


話戻ってこのABEイニチアチブは第1、2回の人たちはもう戻って来ていて、流暢な日本語で話してくれる。いかに日本の日々が楽しかったか、貴重な経験だったか、そんな彼らを見る僕も嬉しい。そういう自分は日本とアフリカの架け橋になっているだろうか?(=否、それはない)

 

 

この不確かな世の中で、実行の伴っていない自分を見ながら「オレは何がしたいんだったけ」と常に問いかけていたいと思います。

 

JICAケニアの皆さん、研修生の皆さん、本当にありがとうございました。

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