<驚くことが好き>

 

 

少し前のことですが、ナイロビにいる日本人の皆さんとバスケをしていた時、「スラムダンクで好きなキャラクターは誰ですか?」と聞いてたんです。  「オレ、ミッチー!」「仙道〜♡」など、ナルホドなという御返答の中、衝撃的な答えをくれた方がいました。

 

その人はしばし自分の心を覗き込むように、深く思いを巡らせた後、おもむろに顔を上げると

 

 

「河田・弟ですね...」

 

 

と静かに答えてくれた。

 

 

「えっ!!!ジョウダンでしょっ!!」と思うが、相手はどこまでも真摯だ。驚きと大爆笑の波の後に思ったのは「驚くってホントに大事だよなぁ」ということです。

 

 

僕は思うのですが、年齢を重ねると驚くことが少なくなる。それが「経験が増えて」「思慮深くなって」「落ち着いた人間性」から来ているならまだいいのですが、悪くすると、いつも想定内の日常、行動、人間関係の中で生きているに過ぎないのではないか、と思うのです。もしくは生活にくたびれて心の感性やアンテナが鈍っているではないか。

 


例えば何年その街に住んでいても、自分が行く場所は限られている。用事があって、自分に快適な処だ。その僅かなエリアを行き来しているだけなのに、我知らず「自分はこの街を知っている」と勘違いしてしまう。それがイヤなので、時々全く知らないバスに飛び乗って、どこかもわからないところで降りて散策したりする。新しいものを見聞しようとする。

 

 

人に対しても同じことが言えるかもしれない。よく知っているつもりで、実はその人のほんのわずかなエリアを行き来しているだけではないか?この路地の先には、一体何があるんだろう?

 

 

「哲学とは驚くことだ」と誰かが言ったけれど、いつも驚きと発見を大切にしたいものです。発見とは、自分が知っていること、考えたこととは全く異なる側面に接した瞬間であり、もちろんそれに付随してイヤなことや不可解なことにもあるけれど、それも一つの経験、ですよね。「うぉ!」「マサカ!」があるから面白いんじゃないでしょうか、この世の中。(ルーニーのバリカンさばきは正にこの二言でした...)

 

 


ちなみに僕の好きなキャラはフッキー(福田吉兆)です。がむしゃらで純情でオフェンスがべらぼうに強く、ディフェンスがザルだから。カッコいいです。分かんなかった方、スミマセンでした。スラムダンク初期世代なんです。

 

 

 

 

 

                                      current location: Kenya

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