修羅と涅槃はいくつなんだ

 

「久野さん、いくつ(何歳)何ですか?」

この10日間で3回も聞かれてびっくりしています。(ちなみに男性からです)何でそんなことを聞くんだろう、まぁただ素朴に疑問に思うだけだろうし、興味を持ってくれるのはいいことだと解釈しています。僕もよく人にあれこれ聞きます。

 

 

独身でフリーランスという立場上、年齢を意識することは全くといっていいほどない。そういえば44歳か。ちょっと仕事に集中してて、ふと時計を見るともう8時だ、夕食食べ忘れた。そんな感じです。

 

「(そんな歳になって)そんなんでいいんですか」というありがたい御意見を頂くこともあるのですが、紳士たるもの「大きなお世話だ、馬鹿野郎」などと心にも思ってはならず、「満足しています」とだけ、静かに答えている。健康な体とカメラ、志。 必要なものは全てここにある。失うものは何もない。大切なのはどれだけ自分の人生を愛せるか、ではないでしょうか。

 

 

なぜ自分には寂しいという感情がないんだろう、ひょっとして俺は、人として何か大切なものが欠けているのではないか?ずっとそう考え続けていたのだけど、先日ある小説が教えてくれました。「憧れによってのみ、人は孤独から解放される」と。

 

 

僕には心の(もしくは生き方の)指針となっている人が5人いる。全員男性で、直接会えるのは一人だけ、あとの方々は皆、本の中か心の中の存在です。(ちなみにそれぞれ、カメラマン、冒険家、ロックミュージシャン)この人たちの何に惹かれているんだろうと、それぞれの要素を明確にしてみると、全員に共通しているのは「修羅のような激しさと、涅槃のような優しさ」を併せ持っていることだった。本当に、凄まじいくらい。

 

 

夭折している方のいるので、僕はあの人よりも年上になってしまった。僕は、あの人よりも強く優しくなれているだろか?深く生きているだろうか?

 

 

「人が生きるっているのはそんなことじゃねえんだよ」 安易に過ごしていると、心の中でそう、怒号が響く。

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ヤベェ暑中見舞い書き忘れた!

今、4時半に飛び起きてこの文章を書いています。普段は5時半のアザーン(イスラム寺院から流れてくる大音量)で叩き起こされるんだけど、今朝は夢の中で標記を思い出して自らを叩き起こした。

 

思えば昔はたくさんの手紙を書いた。インドで牛にくっついて寝ながら、イランの砂漠の中で一人。インド洋のマリンブルーを見つめながら。スーダンのマンゴーの木の下で。旅先でいつも、誰かに書いていた。心の中で話しかけていた。

 

インターネットの出現後もなるべく書くようにはしていたのだけど、自分のズボラさには勝てず、格段に減ってしまった。メールはキーボードを叩いてエンターを押せばすぐに届く。手紙はペンを持って、書いて、切手を買って投函。やはり時間と手間はかかる。自分の時間を何と引き換えるか、いつも意識する中、そんな今でも「あの人に書こう」という気持ちと存在があることは、逆に感謝すべきことなのかもしれない。

 

大学で僕を育ててくれたM先生、いつも僕を応援してくれているLさん、無所属(新人)の僕が唯一頼れる組織であり、大先輩の0さん、大学時代の同級生で闘病生活中のY君、そしてお母さん。きっと盆前にハガキが届きます。今年の写真はキリマンジャロ麓の田園風景です。

 

その他のみなさん(⇦ヒデェ言い方だ)

暑中お見舞い申し上げます。日本は暑いですね。ナイロビの涼風が届きますように。僕は元気です。

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JICA広報誌 mundi6月号に写真を発表しています

JICA広報誌 mundi6月号に、ウガンダ北部の南スーダン難民キャンプの写真を発表しています。

https://www.jica.go.jp/publication/mundi/1706/ku57pq000020fg7t-att/03.pdf

 

 

                 

 

 

 

写真は興味深いなぁと思います。簡単そうに見えて、現場の事情ですごく難しい写真もあるし、すごく難しそうに見えて、あっさり撮れてしまう場合もある。

 

この現場はとにかく時間がなかったので、瞬時に対象を見つけ、了承をもらい、撮影するのがキーだった。いづれにせよ、写真は出会いさえあれば一瞬で撮れる魔法だから、待つことができるし、走ることができる。

 

よろしくお願いします。

 

 

 

 

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ケニアでの写真が本の表紙に使われております

2年前に撮影した、青年海外協力隊(ケニア)の方の写真が本の表紙になっていました。

 

 

  

 

 

 

よろしくお願いします。

 

 

 

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my plan

current location : Kenya

 

23-29th April : Uganda

 

May : mostly in Kenya

 

reachable  info@takeshikuno.com    

 

 

最近「どこにいて、何してんだ」とお叱りをよく受けるので、なるべく現在地を示していきたいです。(希望)

 

久々にナイロビに戻ってくると、よくも悪くも物事や事情が色々変わっている。それは滞在していても起こっていたことで、気がつかなかっただけだろう。

 

諸行無常のこの世の中で、無理と無駄を重ねながら、変化を恐れることなく、最後の時まであがいていたいと思います。

 

 

 

 

 

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明日よりケニアに戻ります Back to Kenya from tmrw

明日よりケニアに戻ります。今回は許可証の発給に大いに時間がかかってしまった。

 

「こういう時に限って」ーこの言葉は誰もが口にすることなので、言ってもしょうがないのですが、(いつもはナイロビですげえ暇なのに)日本にいる時に限って撮影依頼を頂く。お声頂きました皆様、受けられずに本当に失礼致しました。この場を借りて改めてお詫び申し上げます。次回は必ず一生懸命やらせて頂きます。

 

それにしても、とつくづくと思う。よく僕に声が掛かるなぁと。

 

例えばここに2セットの木材と工具がある。その道30年のヴァイオリン職人と僕が、ヨーイドンでそれぞれヴァイオリンを作ったら、一目瞭然である。

 

ここに1つのリンゴと2つの同じカメラがある。小学生と僕が同じ場所から1、2の3で一緒に撮れば、ほぼ同じ写真になる。

 

 

そういうことなのだ。写真は押せば「撮れてしまう」「写ってしまう」手段なのだ。それでも何万円もかけて「久野に頼もう」と思ってくれる人がいる。

 

 

リンゴは同じであってはならない。僕はその「ほぼ」に全力を掛けなければいけない。生きる努力をすべき場所に戻れて僕は幸せです。

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エチオピアの写真をJICA広報誌に掲載されています

昨年末に行ったエチオピアの写真がJICAが発刊する雑誌mundiに掲載されています。

https://www.jica.go.jp/publication/mundi/1704/ku57pq00001zex9w-att/14.pdf

 

アジスアベバの発展はすごかった。ハマル族と過ごした日々は何か心に触れるものがあった。

いつも、驚きや心で感じることを大切にしていきたいと思います。もうすぐアフリカに戻ります。

 

よろしくお願いします。

 

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帰国します。本年もありがとうございました

皆様

 

明日よりしばし日本に戻ります。1月は東京と愛知におりますので、お気軽に御連絡頂ければと思います。

 

今年はTICAD 6のおかげで少なからぬご依頼を頂き、光栄でした。思いもよらず中東に行けて楽しかったし、取り組んだ仕事は全て一生懸命やった。しかし今言える事は、今年、僕は大いに落ちてしまった、ということです。メジャーを持っているのは僕だし、自分のことは自分が一番よくわかる。

 

来年は這い上がるために必死にならねばと思います。

 

 

皆様にとってより良き一年になりますことを。来年もどうかよろしくお願いします。

 

 

 

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お久しぶりです 近況と共に
お久しぶりです。ここに書いていないと「久野はついに死んだ」と思われているらしいので、たまにはアップしなければと思いつつ、目の前のことに集中しています。(要はキャパが小さいだけなのですが..優先順位は大切です)                                                                         現在のケニアはTICAD開催を目前で、慌ただしくなっております。私も準備を大切にしています。 これに際しましてJETRO(日本貿易振興機構)が作製した、ケニアのライフスタイルを紹介するレポートの写真を担当させて頂きました。こちらのナイロビスタイル、です。                                                               また先月は、JICAケニアよりTICAD関連のイベントの撮影をさせて頂きました。                                                                                             最近「唯一無二の存在になることの難しさ」というものを常々感じます。                                     必死さは何かを生み、誠実さは僕を創る。いろいろやるべきことはありますが、「なぜ自分はカメラマンになったのか」という初心を忘れなければ、自分は自分を受け入れることができるのではないか、と思っています。
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自転車が好き
宝物は何ですか?僕は人から頂いた、日本でよくある折り畳み式自転車です。

小型なので、近所の子供達から「乗せてくれ!」と声が掛かる。大人からも「それ、小さ過ぎるぞ!」「イカすなー」などと人気者である。

先日はポリスにまで声を掛けられた。坂道をわっせわっせと漕いでいると、ヤマハDTの白バイが並走し、制止する。やれやれセキュリティチェックかな、とパスポートを見せながら

久「どうしたんだい、旦那? 免許ならあるよ(笑)」
警「違う違う、それいい自転車だな。おれにくれないか」
久「?どういうこと?」
警「だから、その自転車、おれの息子にぴったりなんだ。くれよ」
久「そりゃーいい、あんたのDTと交換しよう」
警「そーじゃない」

のんきなものである。

ナイロビ名物・スーパー大渋滞の横をひょこひょこ抜けていく。突如現れる穴ぼこに落ちそうになりながら、下り坂をブレーキなしで駆け抜ける。変えられぬ爽快感。ベンツくそ喰らえだ。


自転車に乗っていると時々、ガキンチョだった時のことを思い出す。初めて買ってもらった自転車の補助輪が外れ、一人で乗れるようになった時、一気に世界が広がった気がした。近所を走っていただけなのに、地平線の向こうまで見渡せて、どこまでも進んで行ける気がした。それは今も同じだ。


よく晴れた夏の空には、麦わら帽をかぶり、颯爽と自転車に乗る少年の後ろ姿がよく似合う。もう戻ることのない、思い出の中の光景だけれども。




                         
  
                           (DRコンゴ特製、木製自転車)
                 


       
                             

                           (ガーナ Takeshi KUNO@JICA)

     
                            
            

          (たたずむ少年 ケニア)
                         

(5月一杯、出張でこのブログは更新できなくなります。皆様、また来月に)
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